ホンネの穴

海外で暮らす普通の女が日々考えること、誰にも言えない本音を漏らすブログ

そんな彼なら捨てちゃえば?のリアルアドバイス本を読んだ感想

 

「そんな彼なら捨てちゃえば?」という映画の内容は、女なら自分の恋愛と重ね合わせ、共感する箇所がたくさん詰まった映画じゃないだろうか。

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 本屋をぶらぶらしていると、「そんな彼なら捨てちゃえば?」の英語版タイトル「he's just not that into you」という表紙を見つけ、手にとった。映画の原作かと思いきや、内容はチャプターに分けられ、「女の言い訳」と「男の本音」を明確にしていくものだった。

「Sex and the City」のコンサルタントを務めたGregとストーリーエディターを務めた Lizが書いた本である。Gregのところに来た、たくさんの恋愛相談メールに男の視点で答えながら、女が色々と考えている妄想を男の本音でスッパリと打ち破る。

 

 

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 ここでのGregの正直なアンサーは、読んでいてとても気持ちが良い。そりゃそうだよな、という明確な答えだからである。

一方、女性からの相談は読んでいてとっても気持ちが良くない。笑 

 

と、客観的に見ればそう思うクセに、自分も女なので完璧に女友達と永遠に気持ちが良くないことを相談し合い、語り合っているではないか。なかなか男のようにスッパリキッパリと考えることができないのだ。

 

どんな感じかって?この本にある相談内容は、こんな感じだ。

 

 「こんにちは、Greg。

私はデートし始めて半年が経つボーイフレンドがいます。彼とは二週間に一回会っています。お互い一緒にいる時間をとても楽しんでいるし、セックスも、とにかく全ていい感じです。なので、そろそろもっと頻繁に会うようにしたほうが良いのかな、と思っているんだけど、今のところ、「二週間に一回」の状態から発展する様子はありません。でも私は彼のことが本っ当に好きなんです。あまり会えなくても、何もないよりはマシかな、とも思います。だって彼はとても忙しい人で、これが彼のお付き合いのしかたなのかもしれないし。忙しい中でも、私に時間を割いてくれているし…。実際、彼も私のこと、本当に好きですよね?違う?」

 

「こんにちは、「何もないよりマシ」さん。

マジで言ってる?何もないよりマシより恋愛は何かもっとあるべきなんじゃないかな?正気を失ったの?彼の時間の断片を貰えることが、「私に時間を割いてくれてる」って本気で思ってるの?「彼の忙しさ」は決してそれらを解決する良い理由ではないと思うけど。僕の経験では、二週間もの間好きな女と会うのを我慢できるって男はいないよ。つまり、君のことは好きじゃないってことだね。」

 

 

 と、こんなふうに全ての相談は、「でも、もしかしたら」と女性が希望を見出そうと色々と「自分に都合のいい言い訳」が長々と説明されてある。女性がいかに感情豊かで、それが故に恋愛に盲目になってしまうのかが伝わってくる。

だから、女子同士が集まると、あーでもないこーでもないと「ありもしない裏側」を作り出して、様々な可能性を引き出そうと話合うのだ。

 

「きっと、彼は忙しいのよ。もう少し、待ってみたら?」

「仕事が順調で、稼ぎもあるあなたにびびっているのよ、きっと。」

「幼い時に、母親とのトラウマか何かがあって、女の人の扱い方がわからないのよ、きっと...。」

 

 一方男の方はロジカルに考えるのでいつでも答えは簡単だ。

 

「忙しい?どれだけ忙しくっても好きな女には電話もメールもするし、もちろん会いに行くさ。」

「彼女の稼ぎ?ちょっとびびるかもしれないけど、好きならそんなの関係ないよ。」

「母親とのトラウマ?そんなこと考えもしないよ。母親と好きな女は別もんだろ!」

 

つまり、

 

he's just not that into you」「彼はあなたのことをそんなに好きじゃない」

 

それだけなのだ。そしてそれは全ての男、全てのケースに当てはまる。例外はないのだ。実にシンプルである。

 

男は女がほしければ自ら狩りに行くのだ。他の男に取られるスキを与えてしまわないように、毎日のように必死でメールも電話もする。仕事場に迎えに来てくれる。

 

この本を読んで、それらがよくわかった。今までの自分の経験、友人たちの話と照らし合わせてみても、実にそれらは明確だとわかる。

でもなんで、そんなシンプルで明確なことを私達女はあることないこと、作り出した可能性、絞り込んで出す言い訳を交えてぐるぐると彷徨ってしまうのか。

 

これはもう、女脳と男脳の構造の違いとしか言いようがない。考え方だって、話の内容だって、違いすぎるのだ。そりゃあ離婚率も高いはずだ。

それを詳しく書いた本がある。

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これだ。これを読めば、そんな「男の女のすれ違い」から逃れれる、ことはできないかもしれないが、脳の構造の違いをあらかじめ詳しく知っておくことで、必要のない考えを勝手に膨らませて恋愛音痴になることも、パートナーとの無駄なケンカを止めれるかもしれない。

 

読んだらまた感想を書きます。

 


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